今回の地震で、とある音楽サイトでお知り合いになった方の訃報を知った。
残念だった。
これまでも、身近な人、親しい人との別れは経験している。
訃報を聞きながら、読みながら、故人の顔や声、雰囲気が頭の中に浮かぶ、
そして、涙がこみ上げてくる。
それは、突然の事故であっても、覚悟したことであっても、
しかし、今回は不思議な感覚だった。
その方の顔も、声もボクは知らない、外で偶然すれ違っても気が付かないだろう。
ボクが知っているのは、メールをやり取りしたテキストでの気さくな物言いと、
楽器の音色だけ、
現実なのか?、というのが正直な気持ちだったし、いまだに実感が無い。
メールを送れば、返信が来るような気さえする。
なぜか、涙も出てこない。
自分の感覚がおかしいのか?
訃報をもらってから、いろいろ考えるが、今はこう解釈するしかない、
こちらと、連絡の取れないところに行ったんですよね
いずれ、ボクも行きますよ、いつ頃とは約束できませんけど、
ボクが行って、運よく逢えたら、また遊んでください、
こっちでは、一曲しかできなかったけど、
今度は、ネット経由なんて、まどろっこしい方法じゃなくて、
リアルにセッションしましょうねえ、
…………
そしてボクは、そろそろ脳天気なスターライトに戻らなくては、、
こんな、しんみりした記事は、性にあわねえ…