一段と寒くなってきまして、神経痛持ちにはつらい季節であります。
コツコツとギターの練習は続けておりますが、椅子に座ってるのが億劫で集中できまへんねん…
まあ、弾いてるのが楽しけりゃあそれでいいんですけどねえ….ちょとヤケクソ^^
そんな折、ちょっと頭をよぎる事がありまして、
今日は、ちょとマニアックな内容で長くなりそうですが^^
少しまじめな内容であります!
三行に一回は、美女!美女!なんていう記事ばかりではねえ^^;
ギターにもいろいろ種類があって、エレキにアコギ、アコギにも、鉄弦を張ったものとナイロン弦を張ったものとあります。
そのアコギにマイクが内臓されていて、エレキ感覚で音が出せるエレアコなんてのもありますね!
今日は、アコギのナイロン弦についてのお話であります。
ナイロン弦は、一般的にクラッシックギターや、フラメンコギターに使用されます。
ジャンル的には、クラッシック、フラメンコ、ボサノバなんかが代表的ですね、 しかし、最近ではその辺りの住み分けは、ほとんどなくなっています。
ナイロン弦のギターで、Jazzやフュージョン、ロック等、弾かれている方もたくさんいらっしゃいます。
ボク自身、ナイロン弦特有の響きが大好きで自作曲にも使う機会が多いです。
してこのナイロン弦、魅力あるサウンドを奏でるのですが、ちょとクセモノでして、 普通にお店で売られているものでも、品質にバラツキがあるという現実があります。
その理由として、ナイロンという素材の性質上、断面が真円で、且つ、太さを均一に、弦の長さに加工するのが非常に難しいみたいなんです。
メーカではいろいろと加工技術の向上を目指しているようですが、バラツキを0にするのは困難なようでありまして、メーカー側と使う側で、このバラツキの存在は暗黙の了解になっています。
ナイロン弦というのはそういう物であるという、統一認識が出来上がっているんですね、
実際に売られているものは、一応選別されていますので、ボク自身、実用に耐えられないようなものに当たった事は無いので、ほとんど気にする必要は無いかもしれませんが、
アマチュアのボクでさえ、弦を張り替えた後、たま~~に違和感を覚える時があるので、それなりにバラツキはあるのだと思います。
で、弦の真円と均一な太さが保たれていないと、弦がきれいに振動しません。
物理学の世界でありますがww
かなり極端な例ですが、鳴っている間に、”もわ~~ん”と、ピッチが変動したり、押さえた時のピッチが合わなかったり(フレット音痴)するわけです。
ピッチが合わない時点で、それはもう楽器とは呼べませんので、ちょと深刻ですよね、
特に、ギターやピアノ等、一般的に平均律で調律して使う楽器は、音が重なった時のうねりで、調律が正確であっても、和音が濁って聞こえたりしますね、
そのかわり、平均律であるがゆえ、調性が変わっても調律を変えずに演奏できるのですが、平均律というのは実用性を考慮して、聴感上の気持ちよさを犠牲にした妥協した調律ともいえるのでしょうかね?
その聴感上の濁りに加えて、ギターというのは人間の力加減で弦を押さえて、音程を変えるという構造上、ピッチのズレも顕在化しやすい上に、弦自体の悪さも加わると最悪であります。
ちなみに、鍵盤で和音を弾く場合、内声(三声の和音でいえば3度のことか?)を微妙に遅く鳴らしてやると、平均律の和音の濁りが軽減されるなんて聞いた事がありますが、ほんまかいな!
ってのが正直なところであるのと、鍵盤で和音チェンジする際に、暫く考えないと次の和音に移動できないようなボクには、そんなデリケートなタッチがどうのこうの以前の問題でありまして、どうでもいい事であります(爆
どうでもいい話にそれましたが、、ほんとに独り言だw
プロの演奏家さんの中には、本番に使用する弦は、10セットくらいの中から使える6本を選ぶ方もいるようです。
ナイロン弦は安くないですから、10セットも購入したら、安価な弦でも軽く2万円くらいになりますし、高価な弦では、その弦を購入したお金でそれなりのギターが買えてしまいますので、アマチュアには真似できませんねえ^^
そしてですね、弦の価格と、品質のバラツキの少なさは比例しないのでまた始末が悪い!!
ちなみに、ボクが長年使っている弦はこれ、
使う理由は、安価で品質のバラツキが少ないという理由(あくまで巷のウワサ)であります。
この弦を愛用されている方も多いですし、決して悪いものではないと思いますが、楽器に使うわけですから、本来は、予算が許す範囲で演奏性とか音色だとか、そういった理由で選びたいものですよねえ、
それと、更にマニアックな領域にいきますと、、
ナイロン弦というのは、3弦(高いほうから3番目)の鳴りが悪いという性質があります。
これは、ナイロンという素材と3弦の太さの関係で、弦が振動し難いという事だと個人的には解釈しています。ですから鳴りがというより、1、2弦との音量差が出やすいという事かな?
ですから、ボク自身メロディを弾く時は、出来るだけ3弦に音が集中しないように意識しています。
結果、運指の関係で弾き難いケースもあるんですが、やはりメロはきれいな音で響かせたいですよね、
ちなみに、2弦の7フレットあたりが一番いい響きだと思います。
アドリブなんか弾く時も、2弦のその辺りで、パイ~~~んとロングトーンで悦に浸る^^;
なんて事が多いであります。
そんな事を考えていると、たまには違う弦を試してみようかなあ?なんて遊び心がフツフツと、
そこで、ネットでいろいろ物色してみました。
また話はそれますが、インターネットってすごいですよねえ、つくづく思います。
簡単に、いろんな情報を得られます。
ボクがギターを始めた頃、田舎だったのもあるんですが、まず情報が無い!
満足な楽器屋さんすらありませんでしかたら、レーコード売り場の片隅にオマケみたいにフォークギターが並んでいた感じでありました。
その後、市内のデパートに新星堂ロックインが入ったのですが、もう夢のような世界でしたねえ^^
雑誌の写真でしか見たことがないギターが、ガラスのショーケースに並んでいるんです。
学校帰りに、必ず寄って眺めてましたねえ、、
今は、その眺めていたのと同じギターを、マイギターとして所有しているというのがウソのようです。
働くようになれば、そんなギターの一つや二つすぐに買える~!お袋の言葉でありました。
結果として、一本や二本ではすまなかったのですが^^;
んで、なんの話でしたっけ(笑
そうそう、今回ちょと興味があるのがこれ
SAVARESというメーカは昔から有名なんですが、その正確なピッチを誇る高音弦のセットと、豊な響きを誇る、、あくまでメーカのうたい文句だすが^^、その二種類のセットのいいとこ取りの組み合わせなんですねえ、前述した3弦の鳴りの悪さなんかも、改善されているようです。
さっそく注文してみましたが、、やはりネットショップは安いですね、SAVARESの弦とかかなり高価なイメージがあったような…勘違いかもしれませんが、
実際、ネット上でのレビューもレビュアーさんの主観だと思うので、張ってみないと分かりませんけどね、楽しみであります。
果たして、500円の違いは吉とでるか!!
今日は、ナイロン弦のお話でしたので、ボクがもっともお気に入りのナイロン弦使いさん!
アンドリュー・ヨークさんです!
ヨークさんほど、きれいにナイロン弦を鳴らす人を知りません、
……個人的な感想だからね^^
このヨークさん、クラッシクギタリストとして有名ですが、若い頃は、JAZZバンドでギターを弾いていた事もあるそうで、変わった経歴の持ち主であります!
コンポーザーとしても、大好きな方です!
曲は、「サンバースト」!
何年か前に、村冶佳織さんが、車のCMで弾いてましたねえ、